発達障害専門プログラム

自閉スペクトラム症に対する認知行動医療法プログラムについて

● 発達障害とは

発達障害は、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちからコミュニケーション、社会性、学習、注意力などの能力にかたよりが生じ、日常生活に支障をきたす状態です。
自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠陥・多動症(ADHD)、学習障害(LD)、チック症などがあります。
自閉スペクトラム症の人はコミュニケーションがうまくいかないことや、こだわりの強さ、感覚過敏などで困り感を抱きやすいです。しかし、自閉スペクトラム症に対する薬物療法は現在のところ開発されていないので、心理的、社会的な支援が重要です。

● 目的

発達障害に対する自己理解を深め(心理的支援)、自分なりの処世術を身に着ける(社会的支援)

● 目的集団プログラム

最大6名での集団プログラム。
参加者は全員、自閉スペクトラム症の診断を受けているか、傾向があると自覚している方です。
悩みを共有し、当事者同士でのつながりを作ることができます。

プログラムスケジュール

15:45 入室開始
16:00 プログラム開始
プログラム内容
セッション回 内容
1 オリエンテーション・発達障害について知ろう
2 対人関係スキルとは
3 対人関係スキルを練習しよう
4 対人関係スキルを練習しよう
5 問題解決療法
6 問題解決療法
7 まとめ・振り返り
8 個別面談

※ 8セッションで1クールです。
※ 毎週土曜日16時~17時半に開催。
※ 第8回目のみ、30~60分の個別面談をおこないます。日時は個別に相談して決定します。

利用対象者

  • 自閉スペクトラム症(ASD)と診断された、あるいはその傾向があると自覚している方
  • 就労移行支援事業所、生活訓練事業所などに通所している、あるいはプログラム通所ができる状態の方
  • プログラムについて主治医の了承を得られている方

※ 他院通院中の方もご利用いただけます。

利用方法

心理士による面談と、当院医師による診察を通して、参加可能だと判断された方が導入となります。

  1. デイケア見学とプログラムの説明・参加同意
  2. 心理士による事前個別面談
  3. 当院医師による診察
  4. デイケア指示
  5. 申込み
  6. 利用開始

※ 他院通院中の方もご利用いただけます。
主治医にご相談の上紹介状を作成いただき、心理士との個別事前面談前に紹介状をご準備お願いします。

参加費用

医療保険が適用になります。また自立支援医療制度もご利用できます。
参加費用
保険利用期間  ※1自己負担金自立支援医療
国民健康保険・社会保険・各種共済
本人/家族[3割]
 1年未満 2,460円820円 ※2
1年以上2,310円770円 ※3
生活保護 0円  

※1利用期間とは、デイケア開始日または前回退院日からの期間のことです。
※2、※3 自立支援医療制度には所得に応じて自己負担の上限額が設置されます。
 詳しくは、下記の「自立支援医療制度について」をご覧ください。

自立支援医療制度について

新座すずのきクリニックは、「自立支援医療制度」の指定医療機関です。
自立支援医療制度を利用した場合、当院のお支払い(医療費のみ)及び指定薬局でのお薬代が原則1割負担となります。
所得に応じて自己負担に上限額が設定されています。
 「自立支援医療制度」のご利用にはあらかじめ申請手続きが必要です。
詳しくは、市町村窓口または当院窓口までご相談ください。

自立支援制度
所得区分自己負担上限額(1か月)
「重度かつ継続」
非該当
「重度かつ継続」
該当
 (1)生活保護世帯自己負担なし
 (2)市町村民税非課税世帯 (低所得1)2,500円
(3)市町村民税非課税世帯 (低所得2)5,000円
(4)市町村民税 (所得割) 3万3千円未満5,000円5,000円
(5)市町村民税 (所得割) 23万5千円未満10,000円10,000円
 (6)市町村民税 (所得割) 23万5千円以上医療保険による対応(公費負担の対象外)20,000円
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